ASPサービス
解説
ASPサービスとは、インターネットなどを通じて遠隔からソフトウェアを利用させるサービス。そのようなサービスの提供者のことをASP(Application Service Provider:アプリケーションサービスプロバイダ)という。
従来はソフトウェアを購入して手元のコンピュータに導入(インストール)しなければ利用できなかったが、ASPサービスでは登録された利用者などにインターネットなどの通信ネットワークを通じて利用時に動的にソフトウェアを配信する。利用者は専用のクライアントソフトやWebブラウザなどを手元のコンピュータに導入し、これを通じてASP事業者の提供するソフトウェアを表示・操作する。
SaaSの前身ともいえ、ソフトウェアをネットワーク経由でサービスとして提供する事自体は、同様であるが、クラウドコンピューティング上で提供されるソフトウェアがSaaSと呼ばれるようになった。
総務省は「ASP・SaaS における情報セキュリティ対策ガイドライン」において、ASPとSaaSは以下のように定義している。
Ⅰ.2 ASP・SaaS とは
ASP(Application Service Provider)及び SaaS(Software as a Service)は、ともにネットワークを通じてアプリケーション・サービスを提供するものであり、基本的なビジネスモデルに大きな差はないものと考えられる。したがって、本ガイドラインでは、ASP インダストリ・コンソーシアム・ジャパン1の発行した 2004 年版『ASP 白書』による ASP の定義「ネットワークを通じて、アプリケーション・ソフトウェア及びそれに付随するサービスを利用させること、あるいはそうしたサービスを提供するビジネスモデルを指す」を採用するとともに、ASP と SaaS を特に区別
せず、「ASP・SaaS」と連ねて呼称することとする。
使用例
昔ASPサービスって呼んでたサービスって、今はSaaSって呼び方になったの?