処理リードタイムを大幅に短縮!柔軟なオペレーター調達で品質向上

処理リードタイムを大幅に短縮!
柔軟なオペレーター調達で品質向上

お客様情報

業種 損害保険会社
担当部署 事故サポート部門
業務内容

事故受付票のデータエントリー業務

保険事故の発生に際し、保険加入者または代理店から送られてくる事故受付票をデータ入力する業務。入力されたデータは保険金の支払査定に用いられる。年間12万件程度の帳票を処理する。

導入サービス

AIデータエントリー

弊社BPOサービス

導入期間 6か月※業務分析開始から本番稼働まで

課題

  • 事故受付処理時間が短縮できない

    現在事故受付票のデータ化に約30分かかっているところ、顧客サービス工場の観点から事故後速やかに保険金支払いを行うために処理時間をさらに短縮する必要がある。

  • 業務繁閑に応じたオペレーター調達ができない

    事故受付票の到着は予測が難しく、デイリーでも繁閑の差が大きいため、待機時間が発生しコスト増となる。また、台風、地震、大雪などの広域災害時には受付量が通常の十数倍に増加し、オペレーターの調達が非常に困難である。

提案内容

  • 作業を細分化し、個々のオペレーターのスキルに合わせて自動配分することで納期短縮を実現

  • デイリーの繁閑や広域災害の発生に合わせて、オペレーターの最適配置をシステム上で即時対応

  • 過去の実績から自動で生産計画を立案し、事前の人員調達が可能

  • 繁忙時や広域災害発生時に他拠点に業務展開できるBPO体制を構築

導入内容

  • AIデータエントリー

    複数のAI-OCRエンジンを組み合わせ、スピード、精度、コストのバランスを考慮して最適なエンジンを自動で適用。独自のマスタ・ロジック補正などのエントリーサポート機能を実装

    帳票種類や入力項目の特性により自動で細分化し、オペレーターのスキルに合わせて自動で適正配分し、複数人員で並行作業

    優先処理すべき業務を自動配分する機能により、繁忙時に優先順位の変更をシステムの権限変更処理によって自動配分

  • 弊社BPOサービスの併用

    自拠点の他業務従事者や他拠点の人員を繁忙時対応要員として事前に確保し、定期的に教育を行って品質を維持

    専任の業務管理者が天候等の情報を監視し、広域災害発生を検知した場合に即時で人員調達できる管理体制を構築

成果

  • 継続的なビジネスプロセスサポート

    本番開始後も識別不能などの事例を分析し、仕様調整等を行うことで、継続的な品質向上を実現

  • 処理のリードタイム短縮

    当初1事案当たり30分だった処理時間を平均5分まで短縮

  • 業務繁閑に沿った柔軟なオペレーター調達の実現

    日々の業務繁閑に合わせてオペレーターを調達し、業務を円滑に運用。広域災害発生時には、自拠点および他拠点からのオペレーター調達を実現し、迅速な保険金支払いに貢献。
    ※例:平成30年台風第21号の災害時には、最大8万件以上の対応を17日以内に完了

お客様の反応

  • 事業コストと工数の大幅削減

    業務管理を含めて工数が削減され、大幅なコスト削減が実現しました。

  • 納期短縮と信頼性向上

    本番開始後、処理のリードタイムの目標値をクリアするだけでなく、継続的な改善によりさらに納期が短縮されました。BPO現場の努力が見えるので信頼できます。

  • 広域災害対応と品質維持

    広域災害発生時の大量処理でも通常の納期で安定的な品質で処理されるため、迅速かつ確実な保険金支払いという最も重要な顧客サービスが実現できています。

FLOW

ご利用の流れ

ご契約から最短4ヶ月でアウトソーシングが可能です!

キックオフミーティング

業務分析

2週間程

  • ・生産性、人員体制、システム、生産・品質管理状況、教育の視点から現状を整理して課題分析
  • ・オペレーション運用、システムの改善策を策定
  • 「あるべき姿(TOBE)」を提案

業務設計

1ヶ月程

  • ・TOBEの運用フローを設計
  • ・システム機能設定またはカスタマイズ機能の設計
  • ・システム&インフラ環境の設計書、仕様書などの作成・納品

環境構築&
システム開発・設定

1~3ヶ月程

  • ・システム運用環境とネットワークの構築
  • ・システム設定・カスタマイズ開発
  • ・単体、結合、運用テストの実施
  • ・データ移行(必要に応じて)

業務移管

1ヶ月程

  • ・業務移行(体制構築・マニュアル作成・研修)
  • ・業務移管判定テスト
  • ・並行稼働(要件検証を兼ねる)
  • ・本番稼働

本番運用
改善サポート

  • ・専任担当者によるシステム運用保守
  • ・システム上で生産管理・品質管理
  • ・生産計画の作成
  • ・生産状況・品質の課題分析から運用改善
  • 本番稼働後もPDCAサイクルで生産性・品質を向上し続ける

アウトソーシング開始