BPOを成功させるビジネスアナリスト(BA)とは
公開日:2021.10.04
うまく活用できれば、社内の業務効率アップにつなげられるBPOサービス。
とはいえ、BPOサービスを自社にとってベストな形で導入するのは、決して簡単ではありません。
こんなとき、頼りになるのがビジネスアナリスト(BA)です。
BAの役割やBPO導入のポイントをお伝えします。
目 次
- ビジネスアナリスト(BA)の役割
- BPO導入に関する注意点とは
- 優れたビジネスデザインがBPOを成功させる
- まとめ
ビジネスアナリスト(BA)の役割
ビジネスアナリストとは、「ビジネスアナリストを実行する人」です。
具体的には、以下のような業務がビジネスアナリストの役割となります。
・クライアントとのコミュニケーションの中で、真にかなえたい願望を聞き出す
・聞き出した願望を分析し、実現のための要件を定義する
・定義した要件をもとに、開発チームとのコミュニケーションを取りながら実行する
・異なる部署間の調整をする
ビジネスアナリストが果たす役割は、いわば「コミュニケーションの仲介役」です。
特定のサービスを利用したいと思う裏には、実現したい願望があるはずです。
しかしその願望をかなえるのに何を選べば最適なのかは、企業や状況によって細かく異なってきます。
もしBAがいなければ、「なんとなくいいと思ったシステムを言われるまま導入する」ということにもなりかねません。
コミュニケーション不足で作られたシステムは、使い勝手が悪かったり、最初に思い描いていたものと全く違っていたりする可能性もあります。
BAがいれば、漠然とした願望の中からでも、真に解決するべき課題を見つけ出してもらえます。
そして、そのためのソリューションを提供してくれるでしょう。
プロジェクト全体を適切なゴールへ導くことがビジネスアナリストの役割なのです。
BPO導入に関する注意点とは
BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)は、近年注目されているサービスの一つです。
これまで社内で行ってきた業務プロセスを外部委託すれば、社内の業務負担の軽減につなげられます。
人件費の削減や業務効率アップといったメリットも期待できるでしょう。
とはいえBPO導入時には、注意するべきポイントもあります。
失敗の原因になりやすいのは、以下のようなポイントです。
・BPOを利用する範囲が明確ではなかった
・アウトソーシングしたい業務が対象外だった
・事前に想定していたよりもコストがかかりすぎた
・自社業務とは異なる形で処理されてしまった
「BPOは便利だから」という思い込みだけで利用をスタートしてしまうと、思わぬ失敗につながってしまいます。
サービス利用時には綿密な打ち合わせをし、各種条件を決定するものです。
しかし、実情をよく知らないまま契約し、運用をスタートすることになれば、思うような効果は得られないでしょう。
コストの負担ばかりがかさんでしまうことも考えられます。
BPO導入時には、自社が抱える課題と、BPOによってそれをどう解決できるのかがポイントとなります。
これらをはっきりさせてくれるのが、ビジネスアナリストです。
BPOで成功を収めるためには、業務プロセスの明確化が重要ですが、まずこの段階でつまずいてしまうケースも少なくありません。
ビジネスアナリストがいれば、求める結果へとしっかり導いてもらえるでしょう。
優れたビジネスデザインがBPOを成功させる
BPOは、ただ導入すれば成功できるというわけではありません。
BPO成功のために欠かせないのが、優れたビジネスデザインです。
ビジネスデザインとは、顧客が抱える課題を解決するために、新しいビジネスを作り上げることを言います。
顧客が抱える課題は、多種多様です。
また、それを解決するための手法も一つだけではありません。
課題を抱える業務プロセスを明確化すれば、より効率の良い手順を見つけられるかもしれません。
ITテクノロジーを導入することで、さらに効率化を進められる可能性もあるでしょう。
どの部分にどんなBPOを導入するのかによって、得られる効果は全く異なってきます。
このように、業務プロセスに合う優れたビジネスデザインがあれば、BPOを生かす道も見つけ出せるはずです。
ビジネスアナリストがいれば、ビジネスデザインについて頭を悩ませる必要はありません。
自社が抱える問題、解決したい課題を伝えていけば、BA側からの提案を受けられるでしょう。
BPOの自社導入時の課題も、スムーズに解決していけます。
まとめ
BPO導入で成功するためのポイントは、いくつもあります。
そうしたポイントを踏まえて、具体的な解決策を示してくれるのがビジネスアナリスト(BA)です。
ビジネスアナリストの存在が、BPO導入の秘訣と言っても過言ではありません。
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