AI×OCRエンジンの見分け方とは?最適なAI×OCR導入方法について紹介

 公開日:2021.05.27

著者プロフィール

范 蘭芳(はん らんほう)

株式会社InfoDeliver 取締役
COMITX事業ユニット CEO

常に「最⼩コスト」の精神と「Day1(初⼼)」の⼼構えで、将来を⾒据えたお客様のための価値創造と⾃らの進化に挑んでいきます。

AI×OCRを使って業務効率を改善するために知っておきたいのが、AI×OCRエンジンに関する基礎知識です。

AI×OCRエンジンとはどのようなもので、自社業務に合ったエンジンの選定はどう行っていけば良いのでしょうか。

基礎知識からエンジン選定に必要な作業、注意点を解説します。

目 次

  • AI×OCRエンジンの見分け方とは
  • OCRの課題について
  • 最適なAI×OCRの導入方法を紹介
  • まとめ

AI×OCRエンジンの見分け方とは

AI×OCRエンジンとは、文字情報を認識するためのソフトウェアやシステムを指します。

一言でAI×OCRと言っても、エンジンが違えば全く異なる特徴を持つシステムとなります。

たとえば、データ化したい画像をスキャナで取り込むのか、カメラで撮影して取り込むのかによっても対応するエンジンは違ってくるでしょう。

また「文字情報」にも、さまざまなタイプのデータが存在しています。

エンジンによっては、手書き文字に強いものもあれば、印字に強いものもあります。

読み取り対象の言語によっても、選択するべきエンジンは異なります。

初めてAI×OCRを導入する際には、以下のポイントで見分けていきましょう。

・どのような目的でAI×OCRを導入するのか?

・どのデバイスを使って、データを取り込みたいのか?

・どのような文字情報を主に扱うのか?

・どこの言語に対応している必要があるのか?

・どのような機能があれば、業務効率を改善できるのか?

これらの項目をリサーチした上で、適合するAI×OCRエンジンを導入しましょう。

AI×OCR導入前に、このような情報を集めるのは難しいかもしれません。

しかし、できるだけ生きた情報を集めることが、AI×OCRエンジン選びで失敗しないための条件となります。

OCRの課題について

近年人気が高まっているAI×OCRですが、実際には「導入したものの、思うようには使えなかった」という企業も少なくないのが現状です。

これこそが、現代のOCRが抱えている課題と言えるでしょう。

現場で発生する具体的な課題としては「事前に聞いていたよりも読み取り精度が低い」というものが挙げられます。

こうしたトラブルが起きる原因の一つは、AI×OCRエンジンを正しく選べていない点にあります。

日本語の読み取りを得意とするAI×OCRエンジンを使っても、英語の読み取り精度は上がりません。

こうした状況を放置すれば、読み取りミスは増加するでしょう。

これでは最終確認をする人の手間が増え、業務の効率化にはつながりません。

また、こうした問題が見えにくい点もOCRの課題だと言えます。

読み取り精度が多少低くても、一から十まで人の手でデータ入力するよりは、業務は効率化されるでしょう。

「AI×OCRを導入したから、業務は効率化されているはず」という思い込みが、さらなる改善を妨げてしまいがちです。

AI×OCRエンジンも、OCRに関連する技術も、常に進化し続けています。

新しい情報に触れつつ「今自分の会社にとってもっとも良いAI×OCRはどのようなものなのか?」を検討し続けていくことが肝要です。

最適なAI×OCRの導入方法を紹介

以上のような状況を踏まえると、自社にとって最適なAI×OCRを導入するのは、決して簡単ではないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

社内の事前リサーチはもちろん、それに合致するAI×OCRエンジンを探すのは至難の業です。

だからこそ、AI×OCR導入時にはプロにサポートしてもらうのがベストです。

ビジネスプロセス支援サービスを活用すれば、AI×OCRの導入はもちろん、自社の状況に合わせたエンジンの選定もサポートしてもらえるでしょう。

業務プロセスの改善に向けて、幅広い視点でアドバイスを受けられます。

困ったことがあれば相談に応じてもらえますし、課題改善のために必要なプロセスを明確化できるでしょう。

AI×OCRの導入目的は企業によってさまざまですが「業務効率を改善したいから」という理由を掲げる企業が多いのではないでしょうか。

AI×OCRの導入のために、数多くの人手やコストを投入するのは本末転倒です。

総合的にサポートしてくれるプロを味方につけて、賢く活用していきましょう。

まとめ

株式会社InfoDeliverは、DX時代に対応するための次世代デジタルBPOソリューション「COMITX」を提供しています。

AIデータエントリーは、データ入力業務の効率改善のため、またペーパーレス化の実現のためのソリューションの一つです。

AI×OCRを最大限活用するための仕組みづくりからお手伝いできますので、ぜひご活用ください。

AI×OCRエンジンには数多くの種類があり、それぞれで異なる特徴を持っています。

その特徴について、常に最新情報を入手するのは難しいでことでしょう。

それぞれの特徴を知った上で、自社業務にマッチするエンジンを選定するとなれば、難易度はさらに上昇してしまいます。

COMITXが提供するAIデータエントリーなら、このようなわずらわしさで悩まされることはありませんので、どうぞご安心ください。